コラム

ちょっと変わった心理学 Part2

  • コラム
  • 2019/01/10

心理学には実に様々な分野があります。なかには、独特な分野もあります。
 
心理学には実に様々な細かく存在しています。

なかには、私たちがあまり耳にしたことがないものもあります。

たとえば、以下のようなものがあります。
 
宗教心理学:

宗教に関わる個人的体験・信念・行動や、組織・制度としての宗教を、心理学的側面から実証的に研究する分野が宗教心理学です。

宗教の問題は心理学の歴史の初期には研究者が関心を寄せており、一時衰退した時期もありましたが、1960年前後から実証的研究が盛んになり専門誌も相次いで発刊されるようになりました。

また、アメリカ心理学会(APA)でも、宗教心理学が一つの部会を構成しています。
 
数理心理学:

歴史的には精神物理学における対数法則や記憶に関する忘却曲線の研究(人間が物事を忘れて行ってしまう速度など)、学習曲線に関する研究(人間が新しい事柄を獲得していく速度など)が数理心理学の代表的なものとなります。

これらは、感覚・知覚・認知・学習などの心理学の各領域における構造(メカニズム)を数字で表現し、理論化したものです。

心理学的な実験などによって得られた数量化されたデータを、対数関数・指数関数・微分方程式・積分変換・行列代数・確率分布などを用いて分析し、理論を構成していきます。
 
スポーツ心理学:

スポーツ心理学は、スポーツの構造と機能を心理学的に考究するものです。

従来「スポーツの心理」として、スポーツの本質・スポーツに関する心理学的研究の範囲・スポーツの成績を支配する諸要因などについて研究が行われてきましたが、1973年に日本スポーツ心理学会が設立され、研究の分野も質量ともに発展しつつあります。

具体的な研究内容としては、スポーツと人間生活、スポーツの種類とその特性、スポーツの技能、スポーツ集団とリーダーシップ、観戦の心理などが挙げられます。
 
政治心理学:

心理学的手法による政治現象の解明を目的とするのが政治心理学です。

政治的態度・イデオロギー・世論・投票行動・集合行動・政治的社会化・政治的指導者のパーソナリティやアイデンティティなど、非常に多くのテーマが政治心理学の研究には含まれています。

政治心理学的な発想自体は古くからあり、マキャヴェリやホッブズやロックらの著名な思想家も注目していました。

また、関連する領域として、社会心理学にも、政治心理学の要素が認められます。

政治心理学の本格的な研究は、20世紀初頭の人間の非合理性に関する研究は、1940年代に実施された。権力とパーソナリティに関する精神分析的解釈などが挙げられます。
 
禅心理学:

禅は「瞑想する」という意味をもつサンスクリット語の「dhyāna」の音訳「禅那」に由来するもので、インドから中国を経て日本に伝わり発展した修行法です。

現在、日本には曹洞禅・臨済禅・黄檗禅などが修行に禅を取り入れていますが、心理学的研究では、主として曹洞禅における座禅が注目されています。

座禅は仏教の修行法であり、調身・調息・調心からなる実践方法が具体的に規定されており、身体を通して心を調える心身のセルフ・コントロール法として研究されています。
 
素朴心理学:

実際に「素朴」について研究するのが素朴心理学ではありません。

素朴心理学とは、特に勉強や訓練されていない普通の人(一般人・専門家ではない人)が物理的環境や社会的環境をどのように理解しているのか、その過程を明らかにすることを目的とする心理学の分野です。

心理学者のハイダーによって提唱された素朴心理学では、対人行動に関するそれまでの研究が科学的アプローチに偏っていることを批判し、人々が持っている常識的な知識や理解の仕方を研究することの重要性を指摘したものです。

その後、素朴心理学は帰属理論の発展の基礎となりました。