推薦者・監修者の声

推薦者の言葉

誰もが生きやすい社会づくりのため、こころ検定を推薦します!

平井みどり 先生

神戸大学名誉教授 / 医師(医学博士) / 薬剤師 / メンタルケア学術学会理事

  • 神戸大学医学部附属病院教授・薬剤部長をへて、現在神戸大学名誉教授

他人の心がわかればどんなにいいか、と思ったことがない人は殆どいないのではと思います。もちろん分かりすぎて辛い方も中にはいらっしゃるかとは思いますが、人間関係で苦労した経験のある方は、あのとき相手の心がわかっていればトラブルにはならなかったのに、と思うことがきっとあるでしょう。一方で「うつ」がポピュラーになり、「メンヘル」という単語がある種のファッションのように受け止められている現在、「心の健康」の重要さが一般的にも知られるようになりました。しかし人間関係における「こころ」と、健康面の「こころ」については、大学の心理学科でないと学べないのでは、と思われる方が多いと思います。大学での「研究」の枠を超えて、私たちの日常生活で「こころ」について理解し、それをよりよい生活に活用したり、「こころ」の問題で悩む人を少しでも減らせれば、という目的のために一般人が「こころ」について系統的・科学的に学ぶチャンスはなかなかありません。「こころ検定」はこのような社会の状況を反映して生まれたものと理解しています。私たちは日々、いろいろなことを経験し、それについて考えたり感じたり、こころに思うことがたくさんあります。でもなぜそんなことを思うのか、どうしてあんなことを言ったりしたりしたのか、深く考えたりすることは少ないでしょう。多くの人がこころについての基本的な知識を身につけ、そして自分自身のこころにきちんと向き合い、自身のこころについて深く知ることができれば、健康と人間関係のトラブルが減り、社会が今よりも生きやすくなるのではと思います。

監修者の言葉

杉山崇 先生

神奈川大学人間科学部教授、心理相談センター所長・人間科学研究科委員長 / 臨床心理士 / メンタルケア学術学会理事

  • 公務:公益社団法人日本心理学会代議員、厚生労働省事業の委員など
  • 著作:『入門!産業社会心理学(北樹出版)』(2015)
  • 『記憶心理学と臨床心理学のコラボレーション(北大路書房)』(2015)
  • 『どうせうまくいかないが,なんだかうまくいきそうに変わる本(永岡書店)』(2016)他、多数。
  • 研究業績:「臨床心理学における自己」心理学評論 57(3), 434-448, 2014、他、多数

熱が出たら無理をせずに休む、怪我をしたらまずは手当する…、これは現代社会では小学生でも当たり前のように実践している健康リテラシーです。ところが、錯覚で本当は些細なことも大きく見えることがある、自分がよく知っていることは相手も知っているような気になることがある、むやみに長時間勉強しても頭に残らない、といった心のリテラシーが小中学生にはあまり知られていませんでした。
心のリテラシーは大人になれば経験の中で見つけられることもあります。ですが小中学生の間に知っていれば人間関係だって、勉強だって、人生の設計だって、より上手にできるかもしれません。私は心理学者になって4半世紀、心理学の知識を上手に使ってみんながより良く活きる社会を夢見ていました。
この度、メンタルケア学術学会が主催する「こころ検定R」はまさに私が求めていた「心理学でみんながより幸せに暮す社会」の実現に向けた第一歩です。この検定を通して心理学の知識とその使い方を身に着けた子どもたちは、自分についてより深く理解し、他者を許せる成熟した大人になってくれることでしょう。この子たちは社会を次のステージに引き上げてくれるかもしれません。この検定は、そんな未来を夢見ることができる可能性に満ちた試みです。
この検定の実現に向けて、第一線で活躍する一流の心理学者たちが協力してきた、本当に充実した内容になっています。今、世界が求める人物像は成熟した市民であり、心のリテラシーはその第一歩となりえます。ぜひ、この検定を活用して子どもの可能性を伸ばしてあげてください。

梅田智広 先生

公立大学法人奈良県立医科大学産学官連携推進センター教授 / 医学博士 / MBT研究所研究教授 / メンタルケア学術学会理事

  • 著書:『超高齢社会が日本を変える! Information & Communication Technology(Y’s BOOKS)』(2015)

社会に蔓延するストレス。大人のみならず子供までもがストレスを感じ、ためる時代と言われて久しい。様々な技術の進歩は生活を一変させ、時間軸にとらわれない便利な時代を作り出した一方、自由の少ない慌ただしい、気が休まらない時間が増した。このように現代人はどのような方でもストレスを抱える状況に置かれていると言っても過言ではない。日々のストレスの蓄積は対処なくして根本的解決は期待できない。生物はストレッサーを受け、警告反応期、抵抗期、疲弊期へとステージを変え、徐々に否定的心理行動に追い込み、いつしかこころの病に罹かってしまうこともある。早期対処が望ましいことはもちろん、思い込みではない正しい、こころ、そしてストレス度合の把握、理解が求められる。こころの時代と言われる昨今、ますますその重要性は増している。
こころ検定とは心理分野にて活躍されるアカデミアの先生方を中心にまとめられた1~4級まで有する試験制度であり参考書も準備されている。こころ、ストレスについて、学習・社会・知能・知覚・心理・感情に別けたそれぞれの解説があり理解するために非常に分かりやすい構成となっている。記載されている内容はデータに裏付けされており、こころ、ストレス、心理について勉強を始めたい方はもちろん、もう一度心理について勉強し直したい方に興味を持ち読み切れる大変お薦めの良書である。これからは情報、知識をより賢く使う時代、是非、個々のペースで知識の習得、関連分野についての深堀を行い、理解を深めて頂きたい。学習により身に着いた知識は第三者への相応しい助言、サポートとして役立つに違いない。こころ検定は自ら目標を定め、挑戦するに価値ある検定となろう。是非、1級取得を目指し頑張って頂きたい。